長らくブログが連絡事項をお伝えするだけになっておりましたが。。。(涙)
今週から心機一転、週に1回、トレーニングについて役立つ情報をお伝えします!
レッスンの時によくいただくご質問について答える、という形で進めていきます。
【目次】
- 子犬によくあるトイレの問題
- 環境設定が最大の原因
- トイレを失敗しない飼い方とは?
1.子犬によくあるトイレの問題
シリウスでは、子犬向けに月に2回「トイレ&甘噛み解決セミナー」を開催していて、そのときのお悩みをきくと、ほぼ9割方、今回のブログタイトルのお悩みです(苦笑)
いったい何が問題なのでしょう。多くの人は、サークルの中で犬を飼われています。そして、サークルの中にトイレもあります。サークルにいるときには、ほとんどのワンちゃんがトイレで排泄をします。でも、出すとサークルに戻ってしてくれることはありません。
2.環境設定が最大の要因
子犬の頃のお悩みは共通していることがとても多いです。飼い主さんが悪いわけでも、犬が悪いわけでもありません。
飼育環境と、犬の習性が合っていないのです
確かに、サークルからずーーっと出さなければ犬はトイレで排泄するでしょう。でも、何か月も子犬たちが過ごすのには、今、日本でよく目にする90×120cm程度のサークルは小型犬でも狭すぎます。
犬は、寝床から離れたところで排泄したい、という習性を持っています。サークルから出られるチャンスがあるのならば、わざわざ寝床の近くに戻って排泄をするはずがないのです。
3.トイレを失敗しない飼い方
ではどうすればいいのか?
(答)サークルを広くする
シリウスのおすすめは、
飼い主さんが中に入って遊べるくらい広めの空間にして、犬がサークルから出る機会が無いようにする、という方法です。
つまり、犬を出すのではなく人が入るということです。
【子犬部屋のポイント】
- トイレスペースをできるだけ広くする
- 噛める物をたくさんたくさん用意しておく
- ラグマットなど、トイレと紛らわしいものを敷かない
この3点です。
【子犬が特に排泄しやすいタイミング】
- 起きた直後
- 食事した後
- 動き回った後
この時はできるだけ目を離さずになるべくトイレの上でできるように誘導してみてください。
トイレで成功したらしっかり褒めて美味しいご褒美をあげましょう。
トイレスペースは初めのうちはできるだけ広い方が良いです。確実にできるようになれば、少しずつ狭めていきます。
シーツを噛まないようにするポイントは、他に噛める物をたくさん用意しておくことですが、それでも噛んでしまうようなら、網付きの大きいトイレトレーを用意しましょう。
噛める物の一番のオススメは、食事用のフードを、お皿で食べさせるのではなく、ふやかしてコングに詰めて食べさせることです。これについてはまた今度詳しく説明します。
トイレで排泄が成功するようになったら、少しずつ囲っているスペースを広げていきます。
最終的には完全にフリーで生活できるようになります。
また、慣れてきたらクレートに入れて扉を閉める時間を作っていくのもおすすめです。これについてはまた改めてお話します。