2.子犬のトイレトレーニングのポイントと、クレートトレーニング

ここまでのレッスンで、子犬を家に迎える前にスケジュールを立て、部屋のレイアウトを決め、必要なものを購入して準備ができました。

いよいよ子犬と過ごす大切な最初の3日間が始まりますが、その前に子犬のトイレトレーニングのポイントを押さえて行きましょう。

犬に失敗を経験させない

トイレトレーニングで重要なポイントは、「失敗を経験させないこと」です。
成功が続けば続くほど、犬は確実にトイレで排泄できるようになります。

そのために子犬のうちは、クレートに入る時間を増やし、確実にトイレで排泄できるように促します。こうすることで、成長したときに部屋の中で自由に過ごしてもまったく困らない成犬になることができます。

もし、トイレを覚えていないうちに自由に過ごさせると、失敗する習慣がついてしまいます。そうなると、最終的にはどこかに閉じ込めて飼わざるをえなくなり、トイレを覚えた犬とは正反対のかわいそうな生活を送ることになってしまうのです。

トイレとクレートのトレーニングが同時にできるメリット

クレートの扉を閉めても落ち着いて過ごせるようになるクレートトレーニングは、災害が多い近年において、同行避難を考えたときに、日本の家庭犬の必須トレーニングになっています。

クレートに慣らせるのは、子犬のうちから経験させることが最も簡単です。この失敗させないトイレトレーニングコラムにも書いてあるように、クレートを使うとトイレのトレーニングはとてもスムーズに進みます。

飼い主さんが思っている以上に、犬はクレートで落ち着いて休むことができます。ぜひ飼い始めた時から使ってください。

子犬を迎えに行く

さぁ、次のレッスンはいよいよ子犬のお迎えです。
子犬が自宅に到着したその瞬間から、トレーニングのスタートです。