Facebookでの書き込みで満足してしまい、ブログでのご挨拶が遅くなってしまいました(汗)
今年もシリウス・ドッグトレーニングスクールをどうぞよろしくお願いします。
さて、新年1回目のブログテーマは、「トレーニングを続ける面白さ」についてです。
シリウスのレッスンは6回を1クールとし、入門編として、
子犬向けのパピークラスⅠ&Ⅱ、
若年期以上向けのベーシッククラス
があります。そして多くの犬たちはこの入門の6回or12回を受けて卒業していきます。
入門編を修了した犬向けにテーマ別クラスとK9ゲームクラスがあって、
年単位で通われてトレーニングを楽しまれている飼い主さんもいます。割合でいうと2割程度でしょうか。
一般的な感覚だと、犬を飼い始めて、
「しつけ本を読んでもうまくいかないな~、ちょっとしつけ教室でも行ってみるか」
ということで教室を探して、12回も通ったら確かに十分だと思いますよね。一緒に生活する上で困らなければいいのであって、何か高度なトレーニングをマスターしようと思って参加している訳ではないですから。
ただ、レッスンをしていて感じることは、犬のトレーニング能力が高い・低いに関係なくトレーニングの面白さを飼い主さんが実感されるのは、1,2年経ってからだな~と思います。おもちゃをくわえることがまったくできなかった犬が、10回くらいのレッスンでようやくレトリーブ(くわえて飼い主さんのところに持ってくる)できるようになったりすると、本当にトレーニングって面白いな~と思います。その達成感を味わうにはどうしても時間がかかります。
↓ちょっとレベルの高いトレーニングです。マテをさせて外出(左)と2頭一緒に「ノセテ」。
でも飼い主さんも犬も楽しそうです♪
また、おうちの事情などで、しばらくレッスンをお休みされてから再び参加されると、皆さん口々に、
「やっぱり家でやっているだけだとダメだわ~できてたことができなくなっちゃう」
とおっしゃいます。たった1時間のレッスンでも、定期的に受けることで緩みかけていたベルトを締め直すような効果があるようです。
「これでも子犬のころはしつけ教室に行ったのよ(苦笑)」
みたいな会話はいろんな公園で聞こえてきそうですが、やはり学習したことを家でキープし続けるのは、飼い主さんにかなりの心構えが必要でしょう。
人や犬によく吠えて恥ずかしい、などの理由で教室に通われることを躊躇されるケースもあると思いますが、
大抵の場合、回数を重ねれば犬もその状況に慣れて落ち着いてきます。
それでもグループレッスンに抵抗がある場合は、シリウス@home(訪問トレーニング)もお勧めです。
ドッグトレーナーとしては、普段、獣医師やトリマーと違って、一定期間で終わってしまう関わりが多いため、せっかく出会った犬たちと生涯に渡って関わることができると嬉しいなと思います。今年もそんな出会いを作れるように努力していきます。
辻村